*自分のコアに何を置くか

仕事(会社)と家族(家庭)、どちらが主(目的)で、どちらが従(手段)なのか。
家族と幸せに暮らす、自分の好きなことを実現するというような
究極の目的と、その糧を得るための仕事(手段)。
逆に、仕事が目的で、附従として家族や趣味があっても
それは個人のスタンスの違い、主は従に、従は主にしたがう
リバーシブルな関係にあるわけですから、どちらを優先するかは重要ではありません。
要は、目的と手段、主従の関係を自分の中ではっきりさせておくこと。
主従をひっくるめて、自分なりのゴールイメージを掴んでおくことだと思います。
「家族のため」「自分のため」と思って日々頑張っていたはずが
いつの間にか「仕事のため」「会社のため」「上司のため」に
すりかわっている、というのはよくあることです。
半年前にサラリーマンをやめた(定年)私の場合も
この目的と手段の切り替えで、ずいぶん戸惑いました。
理屈では理解していても、定年以降のゴールイメージが、なかなか掴めませんでした。
イメージ払拭を妨げる、仕事や組織をコアにした身体感覚といいますか、
思考習慣がいつまでも残っているんですね。
例えば、仕事や組織(チーム)では「利益」「合理的」だったり
私のように広告の世界だと、「クリエティブ」「ロジック」「説得」
といった思考回路が、反射的に動きだすわけです。
脅迫観念として、常に、ジクジクとわき出している。
でも、ちょっと時間をかけて考えてみると
「利益」「合理的」「クリエティブ」といったことが、実は
極めて限定されたフレームの中の特殊なものなんですね。

「マンボウ最後の大バクチ」

83歳、ひたすら死期を待つだけと言うマンボウ先生。
人生最後の「躁病」を発症して
ギャンブル三昧の旅に出た。
氏の語る「死」はけっして美しくもなく、
うんちくがあるわけでもない。
ひょうひょうとして生きるリズムが
そのまま文章となって伝わってきます。
読んでるうちに、力が抜けて、
老いることに自然体で向き合うことができる。

”何かいひ遺すことはなきかといはれ何もなし思い残すことなすし”
出久根達郎さんが著者で紹介している
前田夕暮の歌を思い出しました

マンボウ最後の大バクチ

マンボウ最後の大バクチ

Simon and Garfunkelを見に行きました

東京ドーム 7月11日
午後5時の開演、遅れること15分
暗くなりきらないドームの液晶画面に
少年時代のポール、そしてアートの写真が映し出される
画面は、1940年から90年、アポロ、ベルリンの壁、時代が変わっていく
そして2009年7月、東京ドーム

静かに、始まる
最初の曲は”OLD FRIENDS" ポール 25歳頃の作詞作曲
想像できるかい、今日から何年も先に 
公園のベンチを分け合っていることを
70歳になるって どんなに不思議な気持ちなだろう
そして
”Hazy Shade of Winter(冬の散歩道)”
”I Am a Rock(アイ・アム・ア・ロック)”
” America(アメリカ)”
と続く そして
”El Condor Pasa(コンドルは飛んで行く)”で
盛り上がったところで いったんデュオは小休止
アートのソロが3曲
ポールのソロが3曲
ふたたび、デュオに戻って
本編のエンディングは、当然、
”Bridge Over Troubled Water(明日に架ける橋)”
アートの熱唱で東京ドームは最高潮
若い時とは違う、67歳の”明日に架ける橋”
場内の興奮がおさまらないまま
first encore
"Sound of Silence"
"The Boxer"
Second encore
"Leaves That Are Green(木の葉は緑)"
"Cecilia(いとしのセシリア)"
ほんとうに心の底からGreatと言えるコンサートでした
よく考えられた選曲構成
2003年のツアー「OLD FRIENDS」と同じ。
Old Friends: Live on Stage [DVD]
すばらしいバック
けっして懐メロではない
ずっと音楽を続けて来た二人の最も新しいステージ
二人が肩を寄せ合うたびに、何かジーンと来ました

「グーグル的思考」

グーグル的思考

グーグル的思考

おとなのセンスを感じる "イギリス版歩け歩け運動"サイト

Walking the way to Healthという
イギリスの歩け歩け運動のサイトです。
こちら→Walking & Hiking Information – Walking & hiking activities.
地味ではありますが、
Walkingという単純な運動の
奥深さ、楽しさをセンスよく伝えています。
イギリス版の”歩け歩け運動”ですね。
シンプル、素朴なイラストも
   
Natural Englandという
この組織の性格をよく現しています。
Walkingを昔から文化として
大事にしてきた国らしいクリエイティブ。
例えば、こちらのパンフレットも
何でもないようですが
Walkingの魅力と効用を
分かりやすく伝えています。

そして、このような交通広告も

「なにを待ってるの?
そんなことしてるなら、歩いてみようじゃないか」
というようなニュアンス
病院の待ち合い室には、こんなポスター